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くちびるから微毒―愛されたい傷つけたい 愛葉るび詩集
愛葉 るび

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 252702位
おすすめ度:

発売日: 2005-01
発売元: インターフィールド
発送可能時期: 通常3~5週間以内に発送
だからなんなんだ?
この本は詩集という分類でよいのだろうか?
詩集という程大きなスケール感を感じないし、写真集というには写真自体が単調でストーリー性を持たない。
写真はかわいらしくて交換がもてるのだが、Photoshopの加工技術が素人ものであるのは否めない。御本人制作のものだそうだから仕方がないのだろうけれども。
商業商品ではなく、同人誌。
美しさの中に含まれる微毒成分。
みんな生きている、そういう気持ちが伝わってくる。
愛葉さんの言葉は何の誤魔化しなく我々の心に正面からぶつかってくるだろう。
体裁ばかり繕った書物とは違う、強く誠実に生きようとする等身大の女性の気持ちが本を通じてすばやくそして重く私たちに語りかけてくる。
表現たるもの、本来このようなものだと私は思います。
あとがきもすばらしいので是非エッセイのようなかたちでもっと読みたいとも思ったりもしました。
これからの彼女の活動に期待と応援の気持ちを送りたいと思います。
小悪魔系プラトン主義者♪
今現在、有名無名問わず多くの人が言葉を「他人」に向けて発している。活字上で、ネット上で。
そして、残念ながらその多くは当人が「他人」を想定しない(しきれない)ので、ただ独言として零れ落ちている。
では、そのような飛び交う「ひとりごと」と「他人に向けられた言葉」の一線を画すのはどこか?
この本の愛葉るびの詩が、その様なステロタイプな独り言に陥っていないのは、選ぶ言葉の優しさ、にある。著者の優しい心性から、言葉が湧き出ているからだろう。
この本は一瞥しただけでは、愛らしい写真に言葉遊びを交えた詩が添えられた、センスの良い写真集と見えるだろう。
だが再読を繰り返せば、その詩の、一見プレーンにみえる言葉遣いの中に、優しさと諸刃の剣である孤独感への恐れや、狂おしいほどの他者に対する希求を読み取るのは容易だ。
そしてそれは、誰もがふと日常の中で想っては忘れてしまう、荷台から落ちて顧みられない馬鈴薯の様な感情を、著者の感性が言語として掬いあげたものである、と言えると思う。
だからその詩は性差や世代を超えて、多くの人が共有し得る感情=言葉であり、タイトル通り、読む人間に微かに毒として作用するだろう。
その毒性は?それは是非読んで確認してみて欲しい。
また、その柔らかな視線で、著者/愛葉るびの複雑な表情を定着させる事に成功し、この本を際立って独特なものにしている撮影協力のたなかりさこにも賛辞を送りたい。








